雪中キャンプとは、読んで字のごとく「雪の中で行うキャンプ」です。雪中キャンプは、雪山登山や雪中行軍における宿営手段として浸透していたのですが、アウトドアブームの定番化に伴い夏場のキャンプに新鮮味を感じなくなった人や、冬のレジャーをもっと楽しみたいと考える人によって一般化しつつあります。
雪中キャンプの魅力
雪中キャンプは夏場のキャンプとはまったく違う魅力を持っています。まず、考えられるのは「雪と親しめる」ことです。都会の中では雪が降ってもすぐに溶けてしまうか除雪されるかでふかふかのパウダースノーの感触を充分に味わうことが出来ません。雪中キャンプは、雪の多い山や森林に設営するので雪の感触や積雪量が多くないと出来ない雪遊びを楽しむことが出来るのです。第二に、「困難の克服によるカタルシス」があります。アウトドアにおいては、日常生活には無い様々な困難が待ち受けています。例えば家では蛇口を捻れば出てくる水にしても、川などの水場を探すといった困難があります。これらの困難を努力と工夫を重ねて克服することは、日常生活では味わえない達成感をもたらすのです。
雪中キャンプと夏場のキャンプの違い
しかし、夏場のキャンプに比べて雪中キャンプを行う人はまだまだ少数であると言えます。それには雪中キャンプと夏場のキャンプの違いが大きく関わっているためだと考えられます。一体何が雪中キャンプの普及のネックとなっているのでしょうか?
テントが立てにくい!
まず、雪中キャンプにおいて最大の難関となるのがテント設営です。冬場に行われる雪中キャンプにおいて、地面が積雪に覆われているためテントを固定するためのペグ(杭)を打ち込んでもすぐに抜けてしまうのです。夏場のキャンプの場合、土の地面にペグを打ち込んだあとペグの頭を石などの重石で抜けにくく出来るのですが、雪中キャンプの場合土よりも隙間が多い雪で、ペグの重石に出来る石が見当たらないためテントの固定が難しくなっているのです。
火が熾しにくい!
アウトドアにおいて、テントと並ぶ必需品が火です。火は灯り・暖房・料理と様々な用途をこなすキャンプの立役者と言えます。しかし、雪中キャンプでは一面雪で覆われているため火が熾きにくく、火が点いても風や雪の水分ですぐに消えてしまうという問題があります。テントの中で火を熾すのも、不完全燃焼になったり酸素不足になったりする可能性があるためお勧めできません。
暖房の問題!
夏場のキャンプでは、昼間が暑い分夜間は涼しくなるものの暖房を焚くほどではありません。しかし、雪中キャンプの場合は昼も夜も寒いので保温や暖房が不可欠になります。前述の通り、テント内部で火を熾して暖めるのは危険な行為です。
トイレの問題……
そして、一番の問題となるのがトイレです。夏場はお風呂・トイレが完備されているようなキャンプ場を利用することが多いので気にならないことが多いのですが、冬季期間中はキャンプ場を閉鎖していることがあるのです。その為、雪上キャンプではトイレの確保が最大の問題になってきます。
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