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スノーウェア

冬を乗り切るための防寒着やスノーウェアについてです。俗に「暑さ寒さも彼岸まで」と言うように、寒さが和らぐ三月後半までは厚着や防寒着で外出時の寒さを乗り切るのが一般的です。特に雪が降り積もる時期は、衣類が雪で濡れてより体温を奪われてしまうことも珍しくありません。

防寒着の始まりとは

古代から人類が防寒着として愛用していたのは毛皮です。恒温動物は「冬毛」と呼ばれる、寒さを逃さないための体毛に生え変わる性質を持っているため、昔から防寒対策に用いられてきました。綿や絹などの植物性繊維の工業化が進むと、保温性に優れた綿を使った防寒着が登場し防寒対策の発展に一役買ってきたのです。

スノーウェアの始まりとは

一方、ポリエステルなどの化学繊維素材が工業的に大量生産できるようになったことで防寒着はより身近なものになって行きました。保温性が高いものの生産量が限定されてコストが高くつく毛皮に変わる防寒着として登場したスノーウェアは、表面の素材にポリエステルなどを使用することで毛皮にはなかった耐水性を獲得し、雪の水分で濡れても保温性を保つことが出来るという利点を持っています。この利点によってスノーウェアは冬用の防寒着として脚光を浴びるようになっていったのです。

防寒とファッション性を兼ね備えたスキーウェア

スノーウェア・防寒着の中でも、ファッション性と機能性という一見相反する性能を併せ持っているのがスキーウェアです。スピードに乗るため風圧を受けやすいスキーヤーのために開発されたスキーウェアは、通常のスノーウェアよりも薄手ですが保温性や耐水性では引けを取らない性能を持っています。また、スキーウェアは通常の防寒着とは一線を画す彩りやデザインを持っているため、スキーの必需品ともなっています。

現代的ファッション性を取り込んだスノボウェア

そして1990年代中頃から普及したスノーボードでは、スキーウェアやスノーウェアではなくスノーボードと同時期に隆盛を始めたヒップホップ文化の影響を受けた「スノボウェア」と呼ばれる防寒着を着用するようになりました。スノボウェアはヒップホップ系のファッションの特徴を受け継いだ「ブカっとした大きめのズボン」「裾を絞ることを前提としたジャケット」で構成されています。スノーボードの流行は、このスノボウェアのファッション性と共に若者に受け入れられたことによるものであるといわれています。

失敗しないスノーウェア・防寒着の選び方

スノーウェアや防寒着は流行のサイクルが早いスキーウェアやスノボウェアよりも長い期間に渡って着ることが多い衣類です。しかし、一口にスノーウェア、防寒着といっても素材の違いや質の違いなどがあるため、着る期間の長さが変わってくるのです。防寒着はそう安いものではないので、できるだけ長く持たせるためにも質の良いものを選びたいものです。

ダウンジャケットは中だけでなく外にもこだわる

防寒具として人気の高いダウンジャケット・ダウンコートは、中綿に使われているのが羽毛かどうかというところに目が行きがちです。しかし、ダウンジャケットで本当に気を付けておきたいのは、外側の素材です。質の良くないダウンジャケットは、外側の生地の縫い目などから中の羽毛が飛び出てしまい、着ている内に中綿が減って薄くなることが多いのです。ダウンジャケットは外側の生地が丈夫でないと、羽毛が飛び出るのでなるべく外側の生地が丈夫なものを選びましょう。

スノーウェアは防水・撥水加工を目安にする

ポリエステル素材で作られたスノーウェアは高い防水性を持っています。しかし、繊維という形状の都合上どうしても目に見えないほど小さい隙間が生地に出来てしまいます。この隙間から水分の浸入を防ぐため、スノーウェアには防水加工や撥水加工が施されているものもあります。これらの加工が施されているスノーウェアは、保温性と通気性も高くなっている分コストが高いものの、長く使える良質のものであるのです。

防寒着・スノーウェアの保管法

防寒着やスノーウェアは冬にしか着ないものなので、桜が咲いた頃にはタンスや押入れなどの奥にしまわれているかと思います。しかし、衣類は保管の仕方を間違えると虫に食われてしまうことがあります。虫食いで生地に穴が開いた防寒具は保温性が悪くなってしまい防寒具としての役目を果たさなくなります。

しまう前にクリーニングする

防寒具の保管で大事なのはクリーニングです。ここで言うクリーニングは洗濯だけでなく埃取りも含まれます。埃の中には虫食いの原因になる虫の卵が混じっていることもあるのです。洗濯だけではこれらの虫の卵が取りきれないことがあるので、選択後はポケットの中や袖をひっくり返し、叩いたりブラシで擦ったりして埃を払います。汚れがあったら中性洗剤を含ませた布で軽く拭きとり、陰干ししましょう。

保管する時は通気に気をつける

クリーニングした防寒着は、通気性の良い箱や場所にしまうようにします。通気性の良くない場所で保管されると、温度が上がって虫の卵が孵化しやすくなるのです。また、一部の防虫剤は高温化でポリエチレン製品と化学反応を起こし、ポリエチレンを溶解させることがあります。なので、通気にも気配りした保管を心がけましょう。

防虫剤は入れすぎない

また、虫食い防止のための防虫剤も入れすぎると独特の匂いが衣類に染み付いてしまいます。防虫剤の包装に記されている分量を守り、使用期限が来たら取り替えるようにしましょう。

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