モーグル競技は、タイムと技術を判定材料として競い合う種目となっています。モーグルの特徴であるコブだらけのコースを滑走するための技術と、途中にあるキッカー(小型のジャンプ台)ごとに行う空中でのエア技、ゴールまでの時間の三種類が判定基準となっています。
モーグルの競技内容
モーグルの内容はコースに設置された二箇所のキッカーで、それぞれ異なるエア技の組み合わせによる演技を行い、ゴールを目指すものとなっています。モーグル最大の魅力となるのがキッカーごとの演技で、難易度の高い技ほど評価が高く着地の成否やジャンプの高さも演技の評価に含まれています。モーグル競技は、個人ごとに滑走し得点を競い合うシングル競技と、二人同時に滑走して競い合うデュアル競技に分けられます。
モーグルのコース
モーグルのコースは、公式には全長235m±35m、幅はシングル競技で20m±5m、デュアル競技で30m±5mとなっています。斜面は最大37度、最低20度で傾斜はやや急になっています。
モーグルのエア技
モーグルの華というべきエア技の数々は、基本的に5種類に分けられます。回転を行わない「アップライト」、ひねりを加えた回転技である「オフアクシス」、横に回転する側転技の「ループ」、縦回転を行う「インバーテッド・フリップ」、垂直姿勢を保ったまま回転する「ストレートローテーション」の五種類があります。これらの技を組み合わせた数を一回(シングル)、二回(ダブル)、三回(トリプル)、四回(クオード)、五回(クイント)と数えます。
エア技の組み合わせ
二回のジャンプ演技はルール上、複数のエア技を組み合わせて演技することになっていて、その組み合わせは前後共に同じものになってはいけないことになっています。基本的には男子はトリプル〜クオード、女子はダブル〜トリプルという演技を組み立てて行います。
有名なエア技
エア技の中でも有名なのはアップライトに属する「コザック」ではないでしょうか。両足を左右に開脚し、両腕を股の下に通すように前屈するコザックは、モーグルの代名詞ともなっています。また“ヘリコプター”の異名を取る「ストレートローテーション」、回転技の中でも見栄えのする「コークスクリュー」などがエア技の代表格となっています。
モーグルの採点基準
モーグル競技は、カービングターンなどで斜面を駆け下りる技術に対してつけられる「ターン点」、エア技の組み合わせ・高さ・着地などの演技を構成する要素に対してつけられる「エア点」、ゴールまでのタイムをコースごとのペースセットタイムを使って計算した「タイム点」を合計したスコアを競い合います。スコアのうちもっとも比重が大きいのはターン点で50%、エア点・タイム点が残りの25%ずつを占めています。つまり、モーグルではエア技を行うためのテクニックとより速く駆け抜けるためのテクニックが問われる競技なのです。
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